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産前産後の専門院・院長の豆知識12

産前産後の専門院・院長の豆知識12

こんにちは、院長の中西です!

1ヶ月ぶりの投稿となり申し訳ありません。
8月も終盤となり台風まで来ましたが、明日の西広島の最高気温は37度だそうです(笑)
まだまだ暑い日が続くんですかね!
気温、湿度、気圧、天候など体調を崩しやすい要因が重なりやすい気候なので気をつけてお過ごしくださいね!

さて、前回の熱中症に関するお話は皆さん読んでいただけたでしょうか?
体温が上がることがどうして危険なのか、というお話でしたね!
熱中症だけでなく風邪や病気などで体温が上がった場合にも要注意です。
まだご覧になっていない方は、今回のお話を読み終わった後でいいので第11回の投稿も読んでいただくのがおすすめです!


今回は人体の体温の下げ方について深掘りしていきましょう。
体温を下げる仕組みの代表といえば、皆さんは何が思いつくでしょうか?

そう、汗ですね!
暑いと汗をかく、汗をかくと体温が下がる。
きっと皆さんも経験のある、あるいは知識として知っていることかと思います。
「汗かいたまま放置したら風邪ひくよ!」と聞いたこともあるでしょう。

では、どうして汗をかくと体温が下がるのかご存知でしょうか?
これを知らないと、せっかく体が頑張って出してくれた汗を無駄にしてしまうかもしれません。


結論から言いますと、汗はかくときではなく「蒸発する時に人の体が冷やされる」のです!
水が液体から気体にする際には気化熱といって熱を吸収していく仕組みがあります。
(正確には気体に変えるために必要な熱という方が適切かもしれません)
理科の授業で習った覚えがある方もいるかもしれませんね!
この気化熱こそ、人の体が冷える理由となります。
したがって、汗をこまめに丁寧に拭き取っていると蒸発していないので体温が下がらないのです!
とはいえ、滝のような発汗具合でも蒸発しづらいので少し水分が残るように拭いてあげるのがおすすめです。

ちなみにアメリカでは熱中症の時に消毒用アルコールをぶっかけることがあるとか…
アルコールは蒸発するのが早いので気化熱によって素早く体温を下げてくれます。
汗拭きシートや服にシュッてやるやつがスーっとして涼しいのはそういうことですね!
汗の重要性を知り適切に対応して暑さを乗り切っていきましょう!

次回は脱水のお話を予定してます!
産前産後や妊活とも深く関わってきますので必見です!

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